那須 茶臼岳

日程  2016年05月29日(日)
ルート ロープウェイ山頂駅~茶臼岳~蜂の茶屋~峠の茶屋駐車場

「富士山に登り隊」の2回目として、茶臼岳に行って来ました。
今日も相変わらずの快晴です。ちょっと調べたら、私のツアーで今年に入り雨は2日間のみ。34勝2敗で、雨無しの確率は96%。凄くないですか(^0^)

新宿を出発。やや遠いので、渋滞すると山での行動時間が短くなるので心配でしたが、高速道路もいたって順調でした。ほぼ予定の時間で登山開始です。色々な講習をやりながら頂上に到着です。ロープウェイを利用してしまったのであまり感じませんが、1915mと結構標高は高いんですね。

三角点は道標のやや下にあり、一応私も撫でてきました。
その後、火口の周りを一周ノンビリ歩き、蜂の茶屋で写真をパチリ。

本当は、ここは普段風の通り道で、強風が吹くことで有名な所です。特に冬は身体が持っていかれるほど吹く事もあるんですが、今日は無風です。富士山のトレーニングとしてはどうなんでしょうかね?危険なほど吹かれても困りますが(~_~;
途中アクシデントもありましたが、全員バスに到着できました。

「富士山に登り隊」では、昨年までは茶臼岳でなく宝永山に行っていましたが、この茶臼岳のコースも火山特有の登山道を歩くという意味では良い練習になったと思います。本番の富士山の下山の時に似ていますが、もう少し細かい石があり滑りやすいので、ぜひ一緒に練習した歩行技術をマスターして頂ければと思います。
帰りは行きのようにスムーズには行かず、事故渋滞で大幅に遅れご迷惑をおかけしました。中には今日中に新潟まで帰るお客様もいて、私も大丈夫かなと心配でした。

次回は富士山の1合目~5合目のコースです。私はこのコースは結構好きです。また、このコースに参加されると1合目から頂上に繋がる事になるので、ぜひ参加してみて下さい。ご参加の皆様お疲れ様でした。

奥秩父 甲武信ヶ岳

日程  2016年05月25日(水)~26日(木)1泊2日
ルート 25日/毛木平~千曲川源流~甲武信岳
     26日/甲武信ヶ岳~木賊山~徳ちゃん新道~西沢渓谷入り口

平日にノンビリ甲武信ヶ岳に行って来ました。この山域は、釜の沢を始めヌク沢・東のナメ沢・鶏冠谷など、主に沢登りで通い詰めていた時期がありますが、久しぶりです。当初天気予報が心配でしたが、今回も晴男パワーでしょうか?天気予報と違い2日間とも雨のないツアーとなりました。

25日(水)
 毛木平を元気に出発。源流までは傾斜が弱く道も歩きやすく、ウォーキングのようです。源流のお水は冷たく、とても美味しかったですね。(^0^)。やや時間はかかったものの、無事に甲武信ヶ岳の頂上に到着です。立派な道標があり、富士山も見えました。

そこから20分で今夜のお宿の甲武信小屋に到着です。平日という事もあり、寝床のスペースも十分。いつものカレーも美味しかったです。夜は周辺のビデオ鑑賞会をして、20:00には消灯しました。この小屋の持つ昔ながら良い雰囲気と今日の疲れのせいでしょうか、皆さんすぐに気持ちよい寝息が聞こえてきました。

26日(木)
今日はかなりの下りの連続となりますので、時間的に余裕を持って早めに出発(6:00)しました。今日は昨日よりもさらに天気が良く、富士山もバッチリ見えます。

徳ちゃん新道との分岐少し手前から、今回の目的の一つである石楠花が満開状態で、我々の眼を楽しませてくれました。

さらに下ると、今度はミツバツツジのお出迎えです。今回は私でもわかる花なので助かります(^:^;
その後はかなりの急斜面を下り、予定時間よりは遅れましたが全員東沢山荘に到着。山荘で山菜そばを頂き、私はお土産にヨモギ餅を買って帰りました。

参加の皆様、長い2日間本当にお疲れ様でした。講師として力不足の所もあり、一部ご迷惑をおかけしましたが、皆様がとても協力的で助かりました。
また何処かでお会いできたら、ぜひ声を掛けて下さい。

秩父 武甲山②

日程  2016年05年22日(日)
ルート 一の鳥居~大杉の広場~武甲山
     ~長者屋敷ノ頭~浦山口駅

今回も14日に続き武甲山に行って来ました。
池袋からレッドアロー号という特急に乗車。特急料金が比較的安く座席も広く、ミニ旅行気分が味わえます。

前回も土曜日だったのに、今日はさらにやたらと人が多いな?横瀬駅についたらトイレに長い列が(女子トイレはオーバーでなく30人~40人位並んでいました)。
人の整理をしている方に聞いてみたら、鉄道会社のイベントで700人の参加者とのこと。行き先も私達と同じ武甲山。
まあ沢山の方と登るのもそれはそれで楽しいかもと思い、一の鳥居でストレッチ後出発です。
相変わらず自然一杯の中を歩いて、大杉の広場にて休憩。立派な杉の木です。

途中、何人かの方から声をかけられ、「どこどこでご一緒しました」とありがたいお言葉。こんな所でお客様から声をかけて頂くのは、とても嬉しかったです。それにしても皆さん山がとっても好きなんですね(^:^)
頂上はあまりの人のため、係の方がいて入れ替え制になっていました(ご苦労さまです)。

神社近くで昼食後、我々は縦走なので浦山口駅方面に向かいます。人は一気に減り、のんびり歩いて行きます。この下りは意外に長いので、少し下りの歩行技術の説明をしました。いくらか役には立ったのか、全員無事に下山。土津園のアイスやカキ氷を頂き、今回もかなり元気な駅長さん?の説明を聞いて池袋行きの電車に乗れました。

参加の皆様お疲れ様でした。快晴の中、歩きでもある良い登山ができたと思っています。有難うございました。

奥多摩 御岳山②

日程  2016年05月21日(土)
ルート 御岳ロープウェイ駅~御岳神社~ロックガーデン
     ~御岳ロープウェイ駅

18日に続き2回目の御岳山です。
今日は土曜日で混むのに加え、高速道路で事故渋滞がありました。そのため、バスのドライバーさんの判断で八王子から一般道へ。これが大正解で、それほど遅れる事なく現地に到着できました。
ケーブルーカーの御岳山駅でストレッチ後、元気に出発です。前回同様にビジターセンターに寄って、御岳山の勉強をしました。花に関しては頼りないガイドなんで(^:^;

御岳神社は“おいぬさま”(本当は狼だそうです。)が祭られていて、ワンちゃん連れでお参りする方も多く、ケーブルカーにもワンちゃんゾーンや、ワンちゃん専用の水場が用意されています。私は大の犬好きで、久しぶりに大型犬に触れ合うことができました。

写真は天狗岩という所です。左側に鎖が付いているようですが、人が多く危ないのでパス。

しばらく下ってから、沢沿いの登山道を歩いてロックガーデンに向かいます。
今日の都会は大変暑くなる予報だそうですが、ここは別世界。沢を流れる水の音と緑のシャワーを浴びながらのハイキングは、とても気持ちの良いモノでした。

参加の皆様お疲れ様でした。
今回は超ヤングガール(小学生)にもご参加いただき、しかも登山は初めてとの事ですので、これで山が嫌いになったら私のせいでしょうから責任重大。
帰りに聞いてみたら「楽しかった」と言って頂いたのでよかった。(^0^)

奥多摩 御岳山

※お詫びこの所ツアーが連続していてブログの更新が遅れ数日分纏めて更新していますm(_ _)m

日程  2016年05月18日(水)
ルート 御岳ロープウェイ駅~御岳神社~ロックガーデン
      ~御岳ロープウェイ駅

昨日とは大違いの快晴の中、御岳山に行って来ました。
今回は「はじめよう山のぼり」という企画で参加して頂いたお客様で、初めてお会いする方が多く、ちょっと緊張です。
ロープウェイ駅を出発して長い階段を登り、神社にこれからの安全登山を祈願して、よく整備された登山道を歩いて行きます。
展望台との分岐点に到着。平日のためかベンチがかなり空いていたので、少し早いお弁当タイムです。今回のお弁当は、シンプルで私は食べやすかったです。

その後天狗岩を見学したり、ロックガーデンと呼ばれる渓谷を散策したりしました。写真はロックガーデンの中にあった綾広の滝です。

帰りに、お弁当を食べた先の展望台に行き、スカイツリーなどを探しました。スカイツリーは見当たらなかったものの、気持ちの良い景色が広がります。

ご参加の皆様お疲れ様でした。新緑のなか、緑のシャワーを浴びながらの散策は本当に気持ちよかったですね(^:^)
私は、このシリーズは今後も担当するようですから、きっとまたお会いする事もあると思いますので宜しくお願いします。

西丹沢 桧洞丸

日程  2016年05日17日(火)
ルート 神ノ川ヒュッテ~熊笹ノ峰(敗退)

5月7日と同様に丹沢探検隊で桧洞丸にチャレンジして来ました。
今回、結果は残念ながら敗退です。
今日の状態ではスタートから下山まで1日中雨の中を歩く事も有りますが加えて稜線での強風による低体温症の心配。1番の難問は下山コースに沢の渡渉が有り昨夜からの雨で増水している可能性が高い為です。

今回は講師2名体制で私はサブの立場でしたがメインの先生の判断で会社に了解を得て条件にもよりますが行ける所までのピストンとしました。
支度を整えていざ出発。このコースはスタートから稜線まではほぼ急登の連続で私は汗をかくのを予想して雨具の下はTシャツと下着のみで出発しました。
写真は雨の中の急登を頑張っているお客様です。


約3時間ちょっと掛けて熊笹の峰に到着しましたが案の定そこそこの風が吹いていてこの中を濡れた身体で稜線を歩けば当然低体温症の可能性が高く残念ながらここで敗退です。
短い休憩ですが体温はドンドン取られていく感じでした。
下山中に撮った何か神秘的なギンリュウソウで結構沢山有りました。



今回は残念でしたが個人的にはこの経験はお客様にとってきっとプラスになると思っています。
滑りやすい時の歩行技術の習得など。(山では突然の雨はある事ですから)
また私自身も先輩の講師の方から学ぶ事が多く良い勉強になりました。ご参加のお客様今回は特にお疲れ様でした。
晴れ男の私としては今年に入ってから2回目の雨となってしまいましたが 次回に期待しましょう。

秩父 両神山

日程  2016年05月15日(日)
ルート 白井差小屋跡~昇竜の滝~ブナ平~両神山へのピストン

昨日に続き、本日も秩父の山のツアーです。
今回のコースは、入山料を支払って個人の私有地を歩かせていただきます。地主の方が、登山道を完璧と言えるほど手入れしていらっしゃるので、歩きやすく安全面でもとても安心でした。

今回はステップアップシリーズというコースの7回目です。昨年から2年越しのお付き合いのお客様もいて、しっかり歩けるお客様も多いので、講師としては少し楽ができたかな?
快調に登り、途中何人かの知り合いのガイドさんともすれ違い、頂上に到着です。ここの頂上は狭いので、私達は分散して交代で頂上を踏むことにしました。
頂上付近ではアカヤシオが咲いています。

下りも順調で、予定していた電車より1時間早い電車に乗れそうでした。
ところが駅に着いてみると、何とまたまた人身事故とかで、我々が乗るはずの電車は運休。昨日に続き今日もですか(@_@)
添乗員さんが色々奮闘してくれて、最終的にはそれほど遅れず池袋に到着できました。
今回ご参加のお客様は色々な意味でお疲れ様でした。
また御一緒できるのを楽しみにしています。

秩父 武甲山

日程  2016年05月14日(土)
ルート 一の鳥居から大杉の広場~武甲山から長者屋敷ノ頭
     ~浦山口駅

ほぼ1年ぶりに武甲山に行って来ました。今回は縦走で、浦山口駅に下山するコースです。
まず朝5:45に駅に着いてみると、人身事故の影響とかで電車が動いていません(^:^;
慌ててタクシーで他の路線の駅に移動しようにも、朝が早い為ほとんどタクシーが走っていません。最悪自車で直接現地に行く事も考えながらトボトボ歩いていると、なんと1台のタクシーが(ラッキー!!)
駅に到着後色々検索して、何とか現地に無事到着できました(最近、本当に電車のトラブルが多いような気がします)。

武甲山と言えば、山肌を削り取られた可哀想な姿が浮かんでしまいますが、今回のルートはほとんど反対側で自然が一杯です。途中、地元の方が教えてくれたヤマブキソウという花を見る事ができました。

帰って来てから調べたら、大変珍しい花のようで、一部の県では絶滅危惧種に指定されているそうです。
ツアーは実に順調でした。頂上からの景色は少し春霞のような感じですが、明日行く両神山は良く見えました。

多くの登山者の方はピストンで、我々が今回行く長者屋敷ノ頭方面に行く人はほんの少しの登山者のみ。そのため大変静かなコースを歩けます。

山浦口駅近くの土津園では、多くのお客様がソフトクリームを注文。少し機械の機嫌が悪く時間はかかりましたが、とても濃厚で美味しかったそうです(私は他のアイスを食べましたが、こちらも美味しかったです)。

ここからちょっとだけ歩くと山浦口に着きますが、駅には周辺を含み自販機以外何にもありません。30分ほど待って、すこし親切すぎる駅長さん?ともお別れして無事池袋に到着できました。

参加の皆様お疲れ様でした。本日の行動時間は6時間15分。長いようで意外に楽勝ではなかったのではないでしょうか?

大山三峰山

日程  2016年05月08日(日)
ルート 清流の館~物見峠との分岐~大山三峰山~不動尻
     ~七沢バス停

「槍ヶ岳に登り隊」というシリーズの2回目で、大山三峰山に行って来ました。
私は、このコースには昨年から色々なシリーズで何度も来ていますが、シリーズの2回目としてはコースが長く、鎖場も沢山あるので、やや難易度は高かったと思います。
物見峠との分岐まではヒルが多いですが、この所の晴れと湿気が少なかったのが良かったのでしょうか、今回は見かけることはありませんでした。
順調に歩き、頂上少し手前のベンチのある所で昼食を済ませてから、簡易チェストハーネスを装着していざ出発です。
写真は簡易チェストハーネスを装着した状態です。(誤解のないように一言。写真のモデルは男性ですから(^:^))

このシステムは一見時間がかかるように見えますが、慣れてしまえば意外に早く、しかも安全に悪場を通過する事ができます。後は、いかにスムーズにこなす事ができるかです。コースの後半は、皆さんかなり上達したと思います。
沢山練習をしながら、あっと言うまに大山三峰の頂上に到着です。

ここからは一部を除き、架け替えよりも三点支持での下り方を練習しました。写真のように中々のルートを降りて行きます。

でも実は、本当に危険なのは多くの鎖場が終わり、急斜面のジグザグの狭い登山道を降りる所です。ここでは過去にも滑落事故が起きていて、お客様には降り方のアドバイスや緊張感を持続するように説明をしました。
ここの通過に1時間半ほどかかり、安全地帯の不動尻に到着したのは17:00。その後やや意味ありげな真っ暗なトンネルを通過して、やっと広沢寺の駐車場に到着です。

本日の行動時間は約8時間。お疲れ様でした。
始めに書きましたが、2回目にしてはややハードなコースだったと思います。でも全員怪我もなく、無事に下山できたのはお客様のご協力のお陰です。
とても感謝しています。有難うございましたm(_ _)m
次回の表尾根も頑張りましょうね。

西丹沢 桧洞丸

日程  2016年05月7日(土)
ルート 神ノ川ヒュッテ~熊笹ノ峰~桧洞丸~西丹沢自然教室

丹沢探検隊シリーズの6回目として、桧洞丸に行って来ました。
今回のコースは一気に1000mの標高差を登らなければならず、中々歩きでのあるコースです。とにかくスタートは焦らず、ゆっくり登って行くように心がけました。
頑張って登って行くと、写真のような立派な大木があり、見るだけで元気が出てきます。

約3時間ちょっとで、熊笹の峰に到着です。雲海の上から富士山が美しい姿で迎えてくれました。この景色を見ながら食べるおにぎりは、とても旨かったですよ。

ここから1時間ほどで桧洞丸の頂上に到着できました。前はもうちょっと立派な道標だったような気がしましたが、月日の流れのせいでしょうね。道標もややお疲れかな?

頂上では、結構な数の登山者や若者(高校生)がいました。我々は時間の関係もあり、少しだけ休憩して自然教室に向かって下山開始です。この下りは意外に長く、予想以上に時間がかかり、自然教室に到着したのが18:00近くになってしまいました。

本日の行動時間は約9時間。参加のお客様大変お疲れ様でした。
このシリーズも高取山からはじまり、残す所、最終回(畦ヶ丸)のみとなりました。最終回は、ぜひ皆さんと一緒に盛り上がりたいですね(^:^)

北アルプス 蝶ヶ岳

日程  2016年05月03日(火)~05日(木)
ルート 上高地~徳沢~長堀山~蝶ヶ岳のピストン

「続雪山登山はじめ隊」の最終回で蝶ヶ岳に行って来ました。
出発前日、折からの山岳事故のニュースやツアーの当日が悪天の予報が出ていたため、会社から決して無理をしないようにと連絡があり、不安一杯の中での出発でした。

5/3(火)
今日は上高地から徳沢園までという観光気分のような行程ですが、明日の強風に備えて、今まで勉強して来た耐風姿勢の確認を1人1人しました。皆さんかなり習得して折、私はこれなら少々の風でも登頂できると感じていました。
その後徳沢園に到着。山小屋というよりリゾートホテルみたいで、お風呂まであります。
うっかり夕食の写真は撮り忘れましたが、ステーキに岩魚の塩焼き、その他いっぱいでした。
写真は朝食です。


5/4(水)
いよいよ蝶ヶ岳に向かって出発です。長堀尾根はとにかく長い。その上展望がほとんど無く、修行のようですが、頑張って行くと途中に妖精の池という中々神秘的な池が出て来ます。

この池が出てくれば、頂上まではもう少し。徳沢からの標高差1200mを5時間ちょっとかけて、やっと頂上に到着です。頑張ったご褒美は、写真のような大展望。私のカメラではとても全部は写しきれません。
 
お客様は大歓声で、中には目頭が熱くなったという方までいました。幸い風は大した事はありませんでしたが、それでも時折、体感では風速10m位の風は吹いていました。
皆で(ちょっと恥ずかしいので中くらいの声で)「蝶ヶ岳に登ったぞお~」と登頂祝いをして、蝶ヶ岳ヒュッテに移動。
小屋は、天気予報が悪いせいでしょうか?連休という割には比較的ゆったりできました。夜中は吹雪となり、私は2階だったので時折建物が揺れるのを感じました。


5/5(木)
起きると、明らかに昨日と比べると強い風が吹いており、新雪も10cm位は積もっていました。
朝食後、私が1人で頂上まで偵察に行くと、耐風姿勢まではしないまでも時々身体を持っていかれてしまいます。体感では風速20m位でしょうか。
お客様には状況説明と注意事項を話し、いざ出発。耐風姿勢を取るお客様もいましたが、意外に皆さん耐えています(後から聞くと、耐風姿勢の効果はかなりあったようです)。
幸い稜線から離れると風も弱くなり、北アルプスの大展望との別れを惜しみながらまた長~い長堀尾根を3時間かけて下山、徳沢に無事到着しました。

参加の皆様本当にお疲れ様でした。最終回とあって、何とか大展望を見ていただきたいと思い、いつも以上に晴男パワー全開で念じましたが、それ以上に全員のパワーの結集の結果だと思います。
そして、皆さんの実力は確実に付いて来たと思いますので、これからも色々な山を安全に楽しんでください。
今期の雪山はこれで終了ですが、また来年お会いできる事を楽しみにしています。

道志山地 今倉山~二十六夜山

日程  2016年04月27日(水)
ルート 新道坂トンネル~今倉山~二十六夜山~上戸沢

先日追加でこのコースのガイド依頼が来たのですが、山の名前さえ知らなかったので急遽下見に行き、このツアーに間に合わせました。
当日の天気予報は雨。それでも私は、前々回で今年に入ってからの雨なし記録が途絶えたとは言え基本晴れ男ですので、今回も雨には降られませんでしたよ(^:^)

出発は、何とも登山口には見えないトンネルの脇から歩き出し、最初の1時間はひたすら我慢の急登です。でも二十六夜山周辺は私が苦手とする花の100名山だそうで、特にこの時期はスミレが満開で、しかも種類が多くとても綺麗でした。
その中でも、この山域で有名なエイザンスミレは、一応勉強してあったのですぐに分かりました。

最初から、私は花は苦手と言ってあったので良かったのですが、お客様の中にとんでもなく詳しい方がいて、この方、花が咲いていなのに「これは×××」とか教えてくれます。下の写真はそのうちの1つでマイズルソウと言うそうです。

そんな花の話や、山の楽しい話をしていたので、気が付いたら展望の良い赤岩に到着していました。
さすがに遠くは見えませんでしたが、こらから下山する村や、今度仕事が入っている道志の最高峰御正体山や三つ峠などを見る事ができました。その後急坂もありましたが、1時間弱で林道を横切り二十六夜山へ到着です。

頂上にはこの山の謂れなどが書いてありました。
そこから千人水(下見に来た時よりも冷たく美味しそうでした)を通過してから少し行くと、壊れた橋がありました。上を歩く事ができず下を石伝いに渡りましたが、意外に滑りやすく、雨の後などは注意が必要かも?

芭蕉の月待ちの湯には、当初予定した時間ほぼぴったりに到着です。
参加の皆様お疲れ様でした。今回のツアーのお客様は、6人と私の中では最小記録でしたが、その分お客様全員と楽しく話す事ができ、またお客様同士も家族的な雰囲気で大変楽しかったです。会社は赤字でしょうが・・・(^:^;
また何処かでお会いできる事を楽しみにしています。