北八ケ岳 天狗岳(東天狗・西天狗)②

日程    2015年7月25日(土)~26日(日)
ルート 1日目:渋の湯~黒百合ヒュッテ
     2日目:黒百合ヒュッテ~中山峠~東天狗~西天狗
     ~黒百合ヒュッテ~渋の湯

前回と同じコースですが、今回は横浜出発のお客様と行って来ました。地元出発なので、私も朝はちょっとゆっくりで楽をさせてもらいました。

なかなか良いペースで黒百合ヒュッテに到着(写真上段左)。前回と同じ焼きりんごと、今回は魚肉ソーセージのバターと黒コショ炒めのおつまみを作って、生ビールで乾杯で(^:^)(写真撮り忘れです)。簡単な料理なのに、皆さんから美味しいと言っていただき、今回もとても嬉しいです。
ヒュッテは、前回よりは少し混雑も少なめで、その分テント泊の方が多かったようです(写真上段右)。

翌日も、午前中はやや風がありましたが快晴です。今回は朝食をお弁当にしてもらったので、行程にゆとりができて良かったです。帰ってからの小屋でのカレーライスもとても美味しかったですし、やはりこの小屋のレベルはとても高いと思います。

上に登るに従い景色も良くなり、天狗岳の名の由来の鼻も良く見えます(写真下段左)。東天狗と西天狗の両方を登頂し、西天狗からは槍やキレット(写真下段右)と中央アルプス・乗鞍岳・御嶽山も見えました。浅間山は少し噴煙が多かったように感じます。

渋の湯までの下りはそこそこ時間はかかりましたが、余裕があったので講習会を交えながら無事全員下山です。地味ですが趣のある渋御殿湯で2日間の汗を流して、横浜到着は20:00前。この時期の中央高速を使っての到着時間としては上出来で、ドライバーさんのルートの判断力のお陰です。感謝感謝です。

次回は本番の富士山ですね。体調を整えて全員登頂してくださいね。(^0^)


富士山・宝永山

日程   2015年7月23日(木)日帰り
ルート  富士宮新五合目~六合目~第一火口~馬の背~第一火口
      ~第二火口~富士宮新五合目

このシリーズの11回目として宝永山に行って来ました。出発時は小雨で、気温も低めの中での出発です。宝永第一火口に着いた時は、周りはまだほとんどガスの中で、景色が見れないため道標など撮ってみました(写真上段左)。

この気象条件では馬の背の強風は予測できたので、稜線少し手前で私のみ様子を見に行ってみると・・・やっぱ結構な強風じゃん(私の体感では風速20mくらいか?)。今回のお客様は体重の軽い方も多く、とても稜線を歩いていただく訳には行かないと思い、私の判断で宝永山への稜線歩きは断念してもらいました。でもせっかくの強風体験ができるチャンスなので、稜線直下のギリギリの所まで1人づつ来てもらい、強風を身体で感じていただきました。登る際に、風で帽子など飛ばされないようにと注意はしてあったのですが、下山中にやっぱり帽子が飛んで行くのが見えました。

今回は、事前勉強とカンニングペーパーのお陰で、花の名前も「オンダテ」(写真上段右)など、いくつか説明できました(写真下段左は・・・もう忘れました。現地では言えたんですが(^:^;)。
第二火口に着く頃には視界も良くなり、宝永火口全体を見ることができました(写真下段右)。
また第二火口からの自然歩道は、樹林帯でダケカンバも多く、とても雰囲気が良かったです。ここを縦断する村山古道はいつか歩いてみたいなと思いました。

参加の皆さん、お疲れ様でした。私の実力不足で宝永山の登頂ができず、本当に申し訳ないと思っていますが、お客様の安全を考えると正しい決断だと自分では思っています。お許し下さいm(__)m

あとは最終回の燕岳を残すだけとなりました。今までやって来たことに自信を持って体調管理さえ気を付ければ、きっと登頂できると信じています。ぜひ頑張ってください。(^:^)

神奈川県山岳連盟のクライミング教室

日程    2015年07月18日(土)~19日(日)
場所    神奈川県秦野市戸川公園内 県立山岳スポーツセンター

神奈川県立山岳スポーツセンターにある日本でもトップクラスの高さ15mの人工壁を使ってのクライミング教室に、講師で参加して来ました。土曜日の午前中は研修室でクライミングの基礎知識を勉強して、午後からは外で実践です。
まずは、トップロープでのクライミングと確保技術の習得です(写真上段左)。あいにく少し雨が降って来ることもありましたが、それほど強い雨にはならず、何とか外での講習をやることができました。

1日目が終了。今回は私が食当で、メニューはパエリヤやパスタ・イカ墨料理のイタリアンです(写真上段右)。最近皆さんに期待されるので、得意のフルーツ盛り合わせも作りました(写真下段左)。ところがなんと予算オーバーで、皆さんからカンパしてもらう始末。本当に申し訳ありません。m(_ _)m
でも、夜は皆さんとクライミングや山の話でとても盛り上がりました。

2日目は、本来の目的のリードクライミングとその確保技術の習得です(写真下段右)。そもそもこの講習会の目的は、クライミングの登り方を教えるのではなく、安全にクライマーが登れるための確保技術の習得が目的です。

最後に、リードクライミングでトップが落ちるとどのくらいの衝撃が来るのかを体験してもらうために、講師が身体を張ってかなりの高さから落ちます。なかには、空中に浮く人や、引っ張られて壁にぶつかる人など、皆さん衝撃の大きさにびっくりしたようです。お陰で、今日の私は身体が痛いです(笑)。

でも皆さん、本当に熱心で頑張りました。お陰で、全員に修了書をお渡しすることができて良かったです。是非、これからもクライミングを楽しく安全に楽しんでください。また、どこかの岩場やジム・山の中などで会ったら、是非声をかけてくださいね(^:^)




北八ケ岳 天狗岳(東天狗・西天狗)

日程  2015年7月11日(土)~12日(土)
ルート 1日目:渋の湯~黒百合ヒュッテ
     2日目:黒百合ヒュッテ~中山峠~東天狗~西天狗~
          黒百合ヒュッテ~渋の湯

このシリーズ5回目ということで、天狗岳に行って来ました。実は私は、このルートは冬しか来たことがなく、雪の無い季節は初めてで、なかなか新鮮でした。
初日も実に快晴で、17:00を過ぎてもとても明るいです(写真上段左)。16:00に到着し、早速おやつの焼きりんごとツマミの油揚げのニンニク焼きを作って、皆で生ビールで乾杯です(写真上段右)。

夜は、運良くアンデスのケーナ(笛)とピアノの音楽会がありました(写真中段左)。標高2400mの山小屋のランプの光での演奏会とあって、雰囲気がありとても良かったです。

2日目も快晴。中山峠を少しあがった所からも、これから登る東天狗・西天狗が良く見えます(写真中段右)。

途中、イワカガミを発見(写真下段左)。カンニングペーパーを用意してありましたが、さすがにこれは私でもわかりました。カンニングペーパーが役立ったのは、ミヤマハタザオという白くて可憐な花を見つけたときです。黒百合や石楠花はもう終わっており、小屋の人の話では今年はかなり花の時期が早まっているそうです。

東天狗の頂上からは赤岳や阿弥陀岳(写真下段右)はもちろんですが、北アルプスの槍ヶ岳や穂高岳も見ることができました。

景色を堪能した後は帰らなくては行けませんが、好天の時はやはり皆さん元気です。私の予定時間より30分も早く渋の湯に到着。入浴後は、大渋滞のなか5時間かかって上野に到着で、お疲れ様でした。
今回は話上手なお客様が多く、私もとても楽しかったです。ありがとうございました。

次は最終目的の富士山ですね。体調を十分に整えて、全員登頂を目指しましょうね(^:^)


山デザート『焼きりんご』

私がたまに山でやる焼きりんごのデザートです。
日帰りのツアーでは昼食時間が短いのでやったことはありませんが、明後日からのツアーは泊まりで北八ケ岳なので時間もあるでしょうから、現地で作って皆さんに食べてもらうつもりです。

久しぶりなので失敗してはいけないと思い、山用バナーやフライパンで作ってみました。
作り方はいたって簡単です。

(1)材料
りんご1個・お砂糖もしくはハチミツ適当・バターも適当・シナモン

(2)作り方
①りんごの芯をくりぬきます。
②食べやすい大きさに適当に切ります。
③フライパンの真中辺りにバターを入れ、周りの適当な所にりんごを並べます。山用のバナーなので強火くらいで、バターが融けて全体に回るまで箸等で軽くかき混ぜます。
④中火にしてからさらにフタをして、後はひたすら待つ。
 音が小さくなった頃、開けて見て色が少し変わっているようであれば、上から砂糖もしくはハチミツを(甘党の方は両方でも可)かけ、全体に絡めます。
⑤最後にシナモンをかけて出来上がり。

簡単だし、山では疲れた身体には甘い物もなかなか良いので、試してみて下さい。

丹沢 背戸の沢左俣の沢登り

日程   2015年7月5日(日)日帰り
場所   戸沢~背戸の沢左俣~書策新道~戸沢

前日、大倉の山岳スポーツセンターで所属山岳会の慰霊祭があり、せっかく丹沢に来ているので翌日沢登りに行くことにしました。天気予報はバッチリ雨。どうせ濡れるんだし、まあ良いかなという感じで入渓です。

今回はそれなりの実力があるメンバーと、今後年老いた私達を連れて行ってくれるだろう若手メンバーがいたので、1人に1人の指導者を付け、ロープワークや沢独特の確保方法を習得してもらうことを目的に遡行しました。

この沢は何回か来ていますが、前日と当日の雨のせいか水流も多く、1グレード上がっていたような気がします。それでも若手は頑張って登っていました。うちの会は、女性でも甘やすことはなく登ってもらいますが全身びっしょりでちょっとだけ可哀想だったかな?(写真上段左)。

遡行しているうちに小雨になり、新緑も綺麗です(写真上段右)。ある程度指導も一段落したので、それからは10m以下の簡単な小さい滝はノーロープで各自のルートファインデングにお任せです(写真下段左)。
書策新道と交差する所で遡行を終了して下山開始。途中、ここの支流にある白竜の滝にこんなに水流が流れているのを初めて見ました(写真下段右)。

書策新道は、昔はそこそこ歩ける道でしたが、現在は廃道になったようで荒れています。一般のハイカーの方には危険と思われますので、注意が必要でしょう。

最近の丹沢名物のヒル君は元気いっぱいで、駐車場で確認すると1人平均3~4匹付いていました(塩でご臨終していただきました)。まあこの時期の沢のうえに雨ですから、仕方ないですよね(^:^;
うちの会では、「ヒルに血を吸われて死んだ奴はいないと」の言葉を信じて、あまり気にしません。色々予防はしていたので、沢靴やスパッツには付きましたが、今回血を吸われた人はいませんでした。

今回、若手メンバーには良い勉強になったと思います。若手から「計画は全部立てます。リードもしますので沢に行きましょう」という後輩がいつになったら出て来るかな???(^:^)

小学生のためのクライミング体験教室

日時  2015年6月6日・13日・20日・27日
      10:00~12:00   13:30~15:30
場所  藤沢市秋葉体育館

午前中を小学3~4年生、午後からは5~6年生の皆さんと、クライミング教室を楽しく行うことができました。
今回は同じ子供達が続けて参加ということなので、皆ととても仲良くなれたし、皆の目を見張るような上達振りを見ることができたので、やってとても良かったです。

6日と13日はボルダリングで楽しみ、20日と27日はロープを使った8mの壁でクライミングです(写真左)。手足限定のルートでは、足の場所が見えにくい所では互いに教えあったりして、とても仲良しさんです。
また、子供の創造性は素晴らしく、教えたことを自分なりに一生賢明考えて、足を先に上げるなど色々なムーブ(形)で登ったりもします(写真右)。
最後はグループに分かれてスピードを楽しむゲームをして、皆でとても盛り上がりました。

驚いたのは、皆知り合い同士の子供達だと思っていたら、ほとんどが違う小学校だそうです。今回で友達になり、「来年また会おうね」とか、「またきっとどこかで会えるよ」などと、そんな声がたくさん聞こえました。

最終回では、私に握手を求めてくれる子や、「先生、来年も必ずまた教えに来てね」と言ってくれる子など、最近涙腺の弱い私は危うくウルウル(涙)になりそうでした。来年もまた皆さんと会えることを楽しみにしていますね(^:^)